TOP8.鋼材価格算出システム鋼矢板エキストラについて
最終更新日 : 2025/05/12

鋼矢板エキストラについて

鋼矢板のエキストラの適用方法について解説しています。
文中の「*」は価格です。web建設物価を参照してください。

1. 規格エキストラ

SY390(SY295をベース(0)として)  * 円/t加算
SYW390(SYW295をベース(0)として)  * 円/t加算
SYW430(SYW295をベース(0)として)  * 円/t加算
⇒SYW430は,ハット形(25H,45H,50H)に適用

2. 長さエキストラ(製品長さは2 m以上)

2 m以上6 m未満  * 円/t加算
20m超25mまで  * 円/t加算
25m超30mまで  * 円/t加算
30m超 別途
500㎜ピッチ以外の切りそろえ料(100㎜単位)  * 円/t加算
⇒長さエキストラは,工場出荷時の製品長が対象。
 現場にて継施工を行う場合は,母材長も対象とする。
 ※母材長とは,継施工後の現場使用時の長さである。

3. 形状エキストラ

U形(ⅤL,ⅥL)  * 円/t加算
直線形(FL)  * 円/t加算
直線形(FXL)  * 円/t加算

4. 加工エキストラ(組み合わせ鋼矢板溶接費用)

溶接長に対して  * 円/m
⇒ハット形は対象外。異形鋼矢板には適用不可。

5. 重防食鋼矢板エキストラ

U形(ⅡW・ⅢW・ⅣW),ハット形(10H,25H,45H,50H)に適用(標準塗覆厚:2.0㎜)
塗覆長3m未満  * 円/㎡加算
3~5m未満  * 円/㎡加算
5~7m未満  * 円/㎡加算
7m以上  * 円/㎡加算
⇒ⅤL,ⅥLサイズはメーカーに要確認。

6. 輸送エキストラ(誘導車)

トラック輸送距離(トラック1 台に対して)
200㎞以下  * 円/台
200㎞超 別途
⇒輸送経路精査(特殊車両通行申請時)に,誘導車を手配する際に適用。
 前衛車・後衛車のいずれかの場合は, * 円/台

7. 地域エキストラ

(単位:円/t 加算)

地域 対象都市 陸上12m以上 及び海上 陸上12m超 18m以下
北海道A 胆振・日高・後志・石狩・空知・十勝
北海道B 上記以外
東北A 青森,秋田(沿岸部を除く),岩手
東北B 福島,宮城,山形(沿岸部を除く)
東北C 秋田沿岸部(山本・秋田・由利)
東北D 山形沿岸部(庄内)
関東 東京,神奈川,埼玉,群馬,栃木,茨城,千葉,山梨
長野A 長野(北部を除く)
長野B 長野北部(長野・北信・北アルプス)
北陸A 新潟,石川,富山
北陸B 福井
東海A 静岡,愛知,岐阜(北部を除く),三重
東海B 岐阜北部(飛騨)
近畿 滋賀,京都,大阪,兵庫,奈良,和歌山
中国A 岡山,広島,山口
中国B 鳥取,島根
四国 愛媛,高知,香川,徳島
九州A 福岡,大分
九州B 佐賀,熊本
九州C 長崎
九州D 鹿児島,宮崎
沖縄 沖縄 別途 別途

⇒「陸上輸送18m超」は,別途。
 海上輸送について,台船等による二次輸送が発生する場合及び工事用台船として使用する場合は別途。
 地域エキストラは,工場出荷時の製品長及び質量が対象。
 地域エキストラの対象地域詳細は,当会HP「よくある質問Q&A」に掲載している「地域エキストラ対象市町村一覧」を参照。