建設資材や工事費等の市場での取引価格は,取引条件(取引数量,納入時期,荷渡し場所,決済条件等)が同じであっても,取引相手(信用度,継続性等)や経営戦略等によって異なっているのが実態です。つまり,取引価格は,取引者間の交渉によって決まるもので,絶対的な価格があるわけではありません。
このように実際の取引価格には幅があります。このため,当会では代表的な取引価格として,調査した取引実例のなかで最も多い取引価格をWeb建設物価に掲載しています。
なお,売り手,買い手企業は,一般的に取引価格を外部に対して非公開としています。従って,単なるアンケート的な調査では取引価格の実態を把握することは極めて困難です。
当会は,このような条件のなかで,創立以来培った信用と価格調査経験,知識をもとに,インタビュー手法を取り入れた調査手法を主体に資材や工種ごとに最も適した調査方法を用いて,かつ中立的な立場で,取引価格の実態を把握しています。